肌に身にまとうアウトドア装備の中で3トップは何でしょうか。
足を守るトレッキングシューズ、肌に触れるアンダーウェア、そして風雨と寒さと物理から守るレインウェアです。
雨の多い日本で、中でも天気の変わりやすい山に行くなら、身を守るためにレインウェアは必須の装備になります。
ではレインウェアの選び方を解説しましてから、おしゃれなおすすめのレインウェアを比較しご紹介します!
登山にレインウェアが必要な理由
登山で雨が降れば傘をさせばいいじゃない!という方はほとんどいないと思います。ハイキングや1,000m以下の低山なら傘もアリですね。
傘は使い慣れているし2秒で展開出来て手軽です。しかし風にはめっぽう弱く、そして荷物が増えるのも困りものです。
それに対してレインウェアは両手が自由になり雨も風もシャットダウン出来て収納はコンパクトです。デメリットは少し高価なところです。
そしてレインウェアの重要な使命は肌を濡らさないことです。肌が濡れると気温よりも寒く感じ、夏山でも凍えるように感じます。
防水が完璧だと困ることが1つあります。汗がレインウェアに溜まってしまうことです。汗が原因で凍えるようなことがあっては笑えません。
これを解決するためにレインウェアには汗をウェアの外へ発散する機能があります。防水性と透湿性がレインウェアには求められます。
登山のレインウェアの種類
レインスーツとは防水透湿性能を持ったジャケットとパンツのセット版のことです。
状況に応じてジャケットだけを着るという使い方ができます。最初の1枚はレインスーツが王道です。
ブルーオーバーとはレインジャケットよりもファスナーが短く必要最小限になっているタイプです。ファスナーが短い分防水性が高いですが、少し脱ぎ着しにくいです。
コートとはレインジャケットの裾を長くして防水性を上げたタイプです。裾が足に当たって歩きにくいかもしれません。
ポンチョとは生地一枚で全身を覆うタイプです。バックパックも一緒に覆える物もあります。風が隙間から入ってくるのが難点です。
ハードシェルとは雪が降る過酷な環境で常時着続けるものです。そのため防水・透湿性はもとより強靭性も求められます。
登山用レインウェアの選び方・ポイント
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生地の素材(ゴアテックス)
登山の過酷な環境に耐える高水準な防水性と透湿性を併せ持つ生地といえば、ゴアテックス素材が世界で一番有名です。
1970年代にゴアテックスを発明してから今日に至るまでありとあらゆる製品に採用されてきました。NASAの宇宙服にも使われているほどです。
外部からの雨を遮断する防水性と、内部の湿気を発散する透湿性への信頼とブランドをゴアテックスは確立しています。
現在では他のメーカーからも同種の性質を持つ素材が登場しています。ミズノのベルグテックEX、ピークパフォーマンスのHiPe、パタゴニアのH2No、ファイントラックのエバーブレス、マウンテンハードウェアのDRY.Qなど。
耐久性と軽量性
機能的な防水透湿性素材は薄い膜状になっているため耐久性が低いです。それを補完するために表地や裏地が貼られ強度を上げています。
軽い登山やハイキングなら並の耐久性と軽量性のレインウェアでたります。
過酷な登山の場合は高い耐久性と機能により、重量が重くなったレインウェアを選択しましょう。
ウェアの開口部分の防水性
雨に降られると首元や袖口・裾などの開口部分からも雨が入ってきますので、止水ファスナーやドローコードで対策をする必要があります。
特にファスナー部分は構造上浸水しやすいです。少しかさばる欠点のある止水ファスナー、あるいはファスナーに1重・2重のフラップを付けて止水するという構造があります。
ドローコードとは裾に付けられた紐を引っ張ると裾が閉まる紐(コード)のことです。雨と風が入り込むのを防ぐ機能があります。
換気性能(ベンチレーター・トレントフライヤー・ピットジップ)
雨の中で気温が高かったりすると汗だくで透湿性能が追いつかない場合があります。
そういう時に脇の下にファスナーが付いていれば開けることで換気ができ、体温を調整する事が出来ます。この機能をベンチレーターと言います。
おしゃれなおすすめ比較!
【モンベル】トレントフライヤー
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モンベルレインウェアの中で最高の防水性と透湿性・軽量性を実現したモデルです。
極めて薄く軽く強い防水防湿の「ゴアテックスメンブレン」に、強度と軽量性を併せ持つ「バリスティックエアライト」を表地等に貼っています。
機能を究極にすべく防水・撥水処理を徹底してあります。独自縫製技術のスマートソーイングにより余分な生地を除去し、シームテープ処理で防水性を確保しています。
脇の下にはピットジップを備え蒸れを放出出来ます。肘には立体裁断を施し、運動性を阻害しません。
袖口はベルクロで任意に調整が可能です。止水性に優れた軽量アクアテクトジッパーにより、浸水を防ぎます。
ジャケットのメンズ。参考価格22,700円。
パンツのメンズ。参考価格14,400円。
ジャケットのレディース。参考価格19,600円。
(モンベル)mont-bell トレントフライヤー ジャケット Women’s 1128337 DKFS ダークフューシャ S |
パンツのレディース。参考価格15,700円。
【ミズノ】ベルグテックEX ストームセイバーV
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日本のミズノ独自の防水透湿素材「ベルグテックEX」は高次元の撥水性と防水・透湿性を備えています。ジャケットとパンツがセットになっているのでコスパがとても高いです。
高耐久の撥水性は100回の洗濯にも耐え、ウェアに雨がついても生地表面で水玉を跳ね飛ばします。
ベルグテックEXはスコールのような水圧にも耐えることができ、傘の約60倍もの水圧に耐え、激しい動きでも水の侵入をブロックします。
雨をシャットアウトしつつもウェア内の湿気は外側に発散し蒸れを抑えます。ファスナー部には雨返しやフラップがついています。
裾にはドローコードを配置し、雨と風の侵入を防ぎます。生地の縫い目はシームシーリングにより、縫い目の防水性を高めています。
ジャケット+パンツセットのメンズ。参考価格12,700円。
(ミズノ)MIZUNO アウトドア ベルグテックEXストームセイバーVレインスーツ [メンズ] A2JG4A01 04 ベイパーシルバー L |
ジャケット+パンツセットのレディース。参考価格14,000円。
(ミズノ)MIZUNO アウトドア ベルグテックEXストームセイバーVレインスーツ [レディース] A2JG4C01 25 マザランブルー M |
【ザ・ノース・フェイス】クライムライトジャケット
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3層で構成されたゴアテックスマイクログリットバッカーが透湿性・耐摩耗性・耐スナッグ性に威力を発揮します。
270グラムの超軽量でありながらしっかりとした着心地と、風に流されないスリムなラインに仕上がっています。
レインウェアを着ていても運動性と快適性の両立を求めるユーザーにぴったりです。
フードはヘルメットに対応していますので、アルパインシェルとしても活用出来ます。
ジャケットのメンズ。参考価格29,200円。
[ザ・ノース・フェイス] ジャケット クライムライトジャケット メンズ NP11503 コズミックブルー 日本 M (日本サイズM相当) |
パンツのメンズ。参考価格16,000円。
(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE クライムライトジップパンツ NP11507 CM コズミックブルー M |
ジャケットのレディース。参考価格22,700円。
(ザ・ノース・フェイス)THE NORTH FACE クライムライトジャケット NPW11503 CM コズミックブルー M |
まとめ
レインウェアは必需品ですが使う機会が訪れるかは天気次第ですね。
普段使いしてみるには・・・、雨が降ってる時の犬の散歩にちょうどいいかもしれません!
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