先行している女子のグラチャンバレー2017が終わりましたらいよいよ全日本男子の出番がやってきます!
全日本男子の世界ランキングは12位です。対戦相手はどこも格上ばかりになります。
では、全日本男子のグラチャンバレー2017を見ていきましょう!
全日本男子代表メンバー・テレビ放送
photo by Vladimir
日本のバレーを盛り上げるため、4年に一度のバレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップが始まります。
女子は9月5日から、男子は9月12~17日まで行われます。グラチャンに出場できるチームは4大陸の王者と開催国とワイルドカードだけです。
4大陸とは、北中米・南米・欧州・アジアを指します。北中米王者はアメリカ(世界ランク2位)、南米王者はブラジル(1位)、欧州王者はフランス(9位)、アジア王者はイラン(8位)です。
開催国は日本(12位)、ワイルドカードはイタリア(4位)です。
全日本男子代表メンバー14人・龍神NIPPON2017
1 | ウィングスパイカー | 大竹 壱青 | 中央大学4年 | 201cm |
2 | セッター | 深津 英臣 (c) | パナソニックパンサーズ | 180cm |
3 | セッター | 藤井 直伸 | 東レアローズ | 183cm |
6 | ミドルブロッカー | 山内 晶大 | パナソニックパンサーズ | 204cm |
7 | ウィングスパイカー | 出耒田 敬 | 堺ブレイザーズ | 200cm |
8 | ウィングスパイカー | 柳田 将洋 | TVインガーソル・ ビュール | 186cm |
9 | リベロ | 井手 智 | 東レアローズ | 174cm |
10 | ウィングスパイカー | 山田 脩造 | 豊田合成トレフェルサ | 193cm |
12 | ウィングスパイカー | 山本 将平 | JTサンダーズ | 187cm |
14 | ウィングスパイカー | 石川 祐希 | 中央大学4年 | 192cm |
15 | ミドルブロッカー | 李 博 | 東レアローズ | 194cm |
16 | ミドルブロッカー | 高橋 健太郎 | 東レアローズ | 202cm |
18 | ウィングスパイカー | 小野寺 太志 | 東海大学4年 | 201cm |
19 | リベロ | 浅野 博亮 | ジェイテクトSTINGS | 178cm |
– | 監督 | 中垣内 祐一 | 日本バレーボール協会 | – |
特筆すべきはポジションの変更です。身長2mの選手のポジションが被っていたので、分散させるためにポジションの変更が断行されました。
3年後の東京五輪までに新ポジションでも一流の能力が発揮できるように目指していくそうです。ただ、所属クラブでのポジションが今後どうなるのかは不明です。
7番の出耒田敬は所属でセンター、代表でオポジット・ウィングスパイカー。
18番の小野寺太志は所属でセンター、代表でウィングスパイカー。
19番の浅野博亮は所属でウィングスパイカー、代表でリベロ。
(去年転向、1番の大竹壱青は所属でセンター、代表でオポジット・ウィングスパイカー)
テレビ放送
1日3試合行われます。テレビ放送は日本戦だけが放送されます。日本テレビの地上波・生中継です。
放送日 | 放送時間 | 対戦カード | 会場 |
9/12(火) | 午後7時~8時54分 | 日本 対 アメリカ | 日本 ガイシ ホール |
9/13(水) | 日本 対 フランス | ||
9/15(金) | 日本 対 イタリア | 大阪市 中央体育館 |
|
9/16(土) | 日本 対 イラン | ||
9/17(日) | 午後6時~7時55分 | 日本 対 ブラジル |
ネット動画ではYouTubeで生放送(日本戦以外)されます。
結果速報グラチャンバレー2017
第1試合 VS アメリカ
全日本男子 | 0 | 21 | 18 | 13 | – | – |
アメリカ | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
日本のスタメンは、14:石川祐希(WS)、1:大竹壱青(WS)、15:李博(MB)、6:山内晶大(MB)、2:深津英臣(S)、8:柳田将洋(WS)、9:井手智(L)。
第1セットからアメリカのサーブが冴え渡り主導権を握られました。日本も石川祐希らのバックアタックで迎え撃つも、アメリカの鉄壁のブロックに抑えられ、セットを落としました。
第2セットもアメリカのペースは続き、アメリカのブロックとスパイクに日本は対応できず圧倒されました。
第3セットはアメリカの完璧なサーブ・ブロック・レシーブに日本は歯が立たず、圧倒的な力の差を見せつけられました。
フランス | 0 | 25 | 25 | 22 | – | – |
ブラジル | 3 | 27 | 27 | 25 | – | – |
イタリア | 2 | 19 | 25 | 26 | 31 | 11 |
イラン | 3 | 25 | 23 | 28 | 29 | 15 |
第2試合 VS フランス
全日本男子 | 0 | 15 | 23 | 23 | – | – |
フランス | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
日本のスタメンは、14:石川祐希(WS)、3:藤井直伸(S)、15:李博(MB)、6:山内晶大(MB)、1:大竹壱青(WS)、8:柳田将洋(WS)、9:井手智(L)。
第1セットはフランスのフローターサーブがハマリ、日本は連続で失点しました。日本はメンバーを代えるもフランスのサーブ・スパイクに押されてセットを落としました。
第2セットは柳田将洋らのスパイクでフランスと互角の勝負に持ち込みました。しかしフランスが僅差のリードをものにしてセットを連取しました。
第3セットは出耒田敬や柳田将洋のスパイクで15-15の同点に追いつきました。しかしフランスのブロックが冴えてまたもや僅差で日本が負けました。
ブラジル | 2 | 25 | 25 | 25 | 25 | 12 |
イタリア | 3 | 15 | 27 | 27 | 18 | 15 |
アメリカ | 2 | 25 | 25 | 25 | 21 | 12 |
イラン | 3 | 20 | 17 | 27 | 25 | 15 |
第3試合 VS イタリア
全日本男子 | 1 | 23 | 25 | 20 | – | – |
イタリア | 2 | 25 | 22 | 25 | – | – |
日本のスタメンは、8:柳田将洋(WS)、7:出耒田敬(WS)、6:山内晶大(MB)、15:李博(MB)、3:藤井直伸(S)、10:山田脩造(WS)、9:井手智(L)。
第1セットは山内晶大の速攻から日本がリードを保っていましたが、イタリアのブロックで14-15で逆転されました。そこからシーソーゲームに競り負けてセットを落としました。
第2セットは柳田将洋のバックアタックからの得点で勢いに乗り、日本は16-13でリードしました。
イタリアのミスが若干目立つ中、最後は大竹壱青が決めて日本は今大会初めてセットを獲りました。
第3セットはイタリアに先行されるも大竹壱青らのスパイクで追いすがりましたが、イタリアにセットを奪われました。
第4セットは中盤でイタリアが日本を突き放して12-16とされました。しかし柳田将洋のスパイクで得点を重ね追い上げましたが及びませんでした。
イラン | 0 | 22 | 19 | 15 | – | – |
ブラジル | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
フランス | 0 | 20 | 17 | 16 | – | – |
アメリカ | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
第4試合 VSイラン
全日本男子 | 1 | 25 | 19 | 20 | 14 | – |
イラン | 3 | 21 | 25 | 25 | 25 | – |
日本のスタメンは、1:大竹壱青(WS)、14:石川祐希(WS)、6:山内晶大(MB)、8:柳田将洋(WS)、15:李博(MB)、3:藤井直伸(S)、9:井手智(L)。
第1セットは山内晶大らのスパイクで互角の勝負に持ち込み16-15としました。終盤は山本将平のスパイクでイランを突き放しセットを先取取しました。
第2セットはイランがミドルの速攻などで先行しましたが、中盤には山本将平のサービスエースで追い上げました。しかしイランのサーブ・ブロックが決まりセットを落としました。
第3セットはシーソーゲームで中盤は14-16でしたが、終盤はイランのサーブが冴えて突き放されました。
第4セットは山本将平のサービスエースで得点するも中盤で9-14と差が開きました。そこからイランが躍動し大差が開きました。
アメリカ | 2 | 26 | 25 | 20 | 25 | 13 |
ブラジル | 3 | 28 | 15 | 25 | 22 | 15 |
フランス | 1 | 25 | 20 | 22 | 21 | – |
イタリア | 3 | 21 | 25 | 25 | 25 | – |
第5試合 VS ブラジル
全日本男子 | 0 | 17 | 15 | 22 | – | – |
ブラジル | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
日本のスタメンは、18:小野寺太志(WS)、1:大竹壱青(WS)、6:山内晶大(MB)、15:李博(MB)、3:藤井直伸(S)、10:山田脩造(WS)、9:井手智(L)。
第1セットはブラジルのブロック・サービスエースに圧倒され連続得点を決められました。終盤山内晶大らの速攻で得点するも、ブラジルに大差でセットを奪われました。
第2セットはブラジルがブロックで得点を重ね再び日本を突き放しました。
第3セットはブラジルにリードされるも深津英臣の気迫のディフェンスから連続で得点し追い上げました。大竹壱青らのスパイクで20-21まで迫るもブラジルのパワーに押されて負けました。
イタリア | 3 | 25 | 25 | 23 | 29 | – |
アメリカ | 1 | 22 | 22 | 25 | 27 | – |
イラン | 3 | 38 | 25 | 22 | 25 | 15 |
フランス | 2 | 36 | 23 | 25 | 27 | 11 |
最終結果
1 | ブラジル | 12 | 4勝1敗 |
2 | イタリア | 12 | 4勝1敗 |
3 | イラン | 9 | 4勝1敗 |
4 | アメリカ | 8 | 2勝3敗 |
5 | フランス | 4 | 1勝4敗 |
6 | 全日本男子 | 0 | 5敗 |
まとめ
先月のアジア選手権で男子バレーは2連覇でした。これまでは同格との対戦でしたが今度は上位との対戦になります。現状でどこまで通用するのか、楽しみですね!
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