登山用トレッキングポール(登山ストック)の使い方と選び方とおすすめ!

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杖をつくなんてまるで年寄りのようじゃないか!わたしゃ生涯現役じゃ!という認識は今や昔。

未来を担う若人も山で杖をつく時代になりました。杖といいますかトレッキングポール(ストック)ですね。

 

トレッキングポールを使うと体重と荷重が足と腕に分散するので足の疲労軽減に役立ちます。

では、トレッキングポールの選び方とポイント・使い方を解説しましてから、おすすめをご紹介します!

選び方とポイント

登山用トレッキングポール(登山ストック)の選び方とポイント

トレッキングポールの必要性

ポールを使わない場合、足の疲労や腰が痛くなったりしませんか?

人間が二足歩行をするようになって数百万年も経過したというのに、荷物を持って歩くだけで腰に負担がかかるこの身体は欠陥品です。

 

DNAの進化はどうなっているのでしょうか。そこで、まだ二足歩行に最適化されていないのなら、ポールを使って擬似的に四足歩行にすれば楽になるに違いない、ということです。

重さをポールが吸収することで筋肉や関節の負担を軽減します。さらに歩行中の重心のブレをポールでバランスを取ることもできます。

 

もちろんポールの突き方ひとつで身体を軽く前進させる一助にもなります。つまりトレッキングポールは登山を快適にする優れたアイテムだということです。

 

グリップの形状と材質

ポールの持ち手の形状には2種類あり、I字型(アイ)とT字型(ティー)に分かれます。T字型は人気がなくポールをシングル(1本だけ)で使うことが多いです。

T字の持ち方はグリップのT字に指を合わせます。ストラップには体重がかかることはありません。

 

次にI字型は現在の主流で、ポールをダブル(2本)で使い歩行のリズムが取りやすく楽に歩けます。

I字の持ち方は縦のグリップに指を合わせます。この時ストラップが最重要で、ストラップに手首を通して体重と荷重をストラップに預けるのが正しい使い方です。使い方については後述します。

 

グリップ部分の形状や材質もいろいろ工夫されており、弾力性のあるコルクのグリップ、人間工学的曲線のT字グリップ、エルゴン形状グリップ、プラスチックとゴムの硬軟グリップなど。

ポール材質にはジュラルミン(アルミ合金)とカーボンとハイブリッドがあります。主流のジュラルミンは安価で軽く強度もありますが、曲がったりサビる可能性はあります。

 

カーボンは高価で最も軽く、たわんで衝撃を若干和らげますが、少し破損したらそこから折れます。ハイブリッドは両者のいいとこ取りです。

 

トレッキングポールの収納性とロック方式

テレスコーピング式と折りたたみ式があります。テレスコーピング式は釣り竿や如意棒のように縦に伸びます。筒の中に収納しています。

テレスコーピング式は安価で強度が高く長さの調整がしやすいです。バックパックの横に収納できます。一般的に収納性は低いです。

 

折りたたみ式はポールを2段折り・3段折りでコンパクトにできます。収納時は30~40cm程の長さです。形状からZ字型とも呼ばれます。

折りたたみ式は収納性に優れていますが関節が多いので強度が低く高価です。シャフトの中にはナイロンなどのコードがありますのでパーツがめちゃくちゃになることはありません。

 

雪山で使う場合は強度が必要なのでテレスコーピング式をおすすめしますが、そうではないなら強度が低くても収納性に優れた折りたたみ式がおすすめです。

 

ポールの長さ調整で必要になるロックシステムは、ポールを回して固定するスクリューロック式。

レバーで固定するワンタッチロック式(フリックロック・レバーロック)はグローブを付けていても調整が可能です。そして2つを合わせたハイブリッド式。

長さ調整のしやすいワンタッチロック式かハイブリッド式がおすすめです。

 

ポールの使い方

I字型トレッキングポールのグリップの正しい握り方は、ストラップを水平に横へ伸ばして「下から」手を入れます。

手首までストラップを通し、ストラップごとグリップを握ります。この時ストラップが変にねじれないように修正します。

 

グリップを握った状態でストラップのフィット感を確認します。体重がストラップに、つまり手首にかかるようになっていればオッケイです。

ポールの長さの調整は、平地では肘が直角に曲がるポールの長さ、登りはポールを短くして肘より手が下る位置、下りはポールを長くして肘より手が上の位置になるようにします。

 

しかし、短い登り下りでいちいち長さを調整するのは煩わしいです。その場合はストラップを緩くするか手を抜いて、グリップの頂点を持つ、またはグリップより下側を持つことで一時的に対処します。

 

ポールの基本フォームは腰は真っ直ぐにして曲げない。ポールは腕と同じ位置で身体の内側(足の前方)には入れない。

グリップは軽く握ってポールは着地の足のツマ先よりやや前方へ置く。

 

機内持ち込み(飛行機)

ポールは高さなのか幅なのか分かりづらいですが、そこはあまり問題ではなく、ポールの石突き(先っちょ)が鋭利なので基本的に機内持ち込みは不可だと思ったほうがいいです。

キャップを付けるからってのもダメでしょう。キャップを外して石突きを凶器にしてハイジャックするかもしれません。

 

セキュリティの人を試すようなことはせず、素直に手荷物カウンターに預けましょう。

 

登山用トレッキングポールのおすすめ!

【レキ】LEKI SPD2サーモライトAS

【レキ】LEKI SPD2サーモライトAS
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重量約470g(組)のサイズ66~130㎝のアルミ製です。操作性の高いレバー式と少ない回転で固定解除ができるスクリュー式を併用しています。

アンチショック搭載により、ポールを付いた時の衝撃を手首から遠い下段シャフトで衝撃の吸収を行い、スムーズな歩きやすさを実現しています。

薄くソフトなストラップは速乾性に優れ手によく馴染みます。

 

参考価格21,600円。

LEKI(レキ) トレッキングポール SPD2サーモライトAS 220レッド 1300316

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【ブラックダイヤモンド】ディスタンスカーボンFLZ

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重量約345g(組)のサイズ95~110㎝のカーボン製です。3サイズ用意されており、収納時は34~40cmになります。

徹底的に軽量化されつつもカーボンにより強度を保っています。ストラップはベルクロでワンタッチ調整が出来ます。バスケットは取り外しができないので積雪期には向きません。

 

参考価格18,500円。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスカーボンFLZ BD82332 105-125cm

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【シナノ】SINANO フォールダー FREE 125

【シナノ】SINANO フォールダー FREE 125
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重量約404g(組)のサイズ110~125㎝のカーボン製です。収納時は36cmになります。

4シーズン対応で別売りのスノーバスケットに交換出来ます。軽量で丈夫なのでトレラン用途にも向いています。

 

参考価格18,400円。

シナノ(SINANO) SINANO シナノ トレッキングポール 2本1組 折りたたみ フォールダーFREE 125 ブラック FREE 125

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【モンベル】アルパイン カーボンポール アンチショック

【モンベル】アルパイン カーボンポール アンチショック
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重量約201g(1本)のサイズ105~130㎝のカーボン製です。収納時は62cmになります。1本だけなので2本組みならもう1本必要です。

アンチショックは中段と上段の間にあります。負担軽減という視点では最善の位置ではありません。バスケットは交換できます。ストラップにはクッション性の素材が使われています。

 

参考価格8,500円。

モンベル(mont-bell) ポール アルパイン カーボンポール アンチショック ネイビー 1140175

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【グリップウェル】GRIPWELL ジェムカーボン

【グリップウェル】GRIPWELL ジェムカーボン
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重量約384g(組)のサイズ58~125㎝のカーボン製です。伸縮タイプのスクリューロック式です。丈夫で軽く、グリップも吸い付くようなフィット感です。

 

参考価格20,000円。

グリップウェル(GRIPWELL)・ジェム カーボン (ライム)(2本1組)

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【ダバダ】DABADA 軽量アルミ製 トレッキングポール

【ダバダ】DABADA 軽量アルミ製 トレッキングポール
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重量約400g(組)のサイズ56~120㎝のアルミ製です。3段伸縮式です。アンチショック機能が下段と中段の間に付いています。スノーバスケットは別売りです。

グリップはコルクでフィット感に劣ります。安いので不良品も発生しやすいですが、それでも大人気製品です。

 

参考価格3,000円。

DABADA(ダバダ) SG承認品 軽量アルミ製 トレッキングポール 2本セット Amazon限定キット付 アンチショック機能付 【軽量200g コンパクト最少56cm】(アルミレッド)

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まとめ

一度使ったら手放せないのがトレッキングポールです。是非山のお供に連れて行って下さい。

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