トレイルランニングのルールとマナーを守りたい

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ロードランニングの次はトレイルランニングに挑戦だ!と、トレランの競技人口は増え続けています。

それに比例するかのように近年はトレイルランナーに対する苦情も増えています。

 

ランナーが危険な山を走っているという自覚がなかったり、登山者に対する無関心が原因に挙げられます。

ではどうすればよかったのか。それを知ることでトレイルランナーは新参者から山の仲間になれると思います。

12秒で分かる嫌われトレラン

  • ロードレース気分で走る
  • スピード重視
  • 挨拶をしない
  • 爆走追い越し
  • ロード仲間密集陣形
  • 音楽を聴きながらラン

「山は歩くものだ」、これを言ったらおしまいよという気はしますが、年配の方ほどこの思いが強いです。

山のルール&マナー!

山のルール&マナー!
photo by verrier.claude
トレイルランナーは「大自然の中で遊ばさせていただいている」という気持ちを忘れてはいけません。

そして他人に迷惑をかけないように、事故を起こさないように自然を楽しみたいものです。

 

そのためにはロードにはない山のルールを守る必要があります。最初は誰でも知らないことだらけです。この機会にぜひ吸収していって下さい。

山マナー:挨拶

ロードで通行人に挨拶したら「は?」と事案が発生するかもしれませんが、山での挨拶は常識ですから安心して下さい。

「おはようございます」「こんにちはー」と一声かけるだけで魂が清められる思いを体感できます。

 

団体さんとすれ違う時は全員へではなく、適度な間隔を開けて挨拶をするくらいでいいです。

山ルール:上り優先

登りは一定のリズムで行かないとしんどいので、狭い山道では登ってくる人を優先し、下る人は道の端に寄って道を譲りましょう。

この時「お疲れ様です」と一声かけられれば、貴方のコミュニケーション能力が1ポイント上昇します。下山するまでにカンストを目指しましょう。

 

もしランナー同士がすれ違う場合は状況をよく見て道を譲り合いましょう。

山ルール:追い越し

登山者を後ろから追い抜く場合は、道が広いところで追い抜くのがいいです。狭い道では「こんにちはー」と一声かけてから追い抜きましょう。

後ろから接近してくる人には意外と気づかないものです。急に声をかけたり追い抜いたりすると相手はビックリします。

 

追い越す前に自分の存在を知らせるために、足音を大きくしてみるなどの工夫も必要です。

追い越す時、真横スレスレを猛スピードで走り抜けるのは印象がとても悪いです。しっかり減速してから追い越しましょう。

山ルール:自然を傷つけない

山ルール:自然を傷つけない

山でゴミを捨てるのはありえないことです。もしゴミを見つけたら拾ってポケットにでも入れておきましょう。一人一善の行いが山の自然を守ります。

山の貴重な自然を摘み取るのもダメです。写真に撮るだけに留めましょう。また登山道のルートから外れると土砂の流出を招くので、ルートから外れてはいけません。

山ルール:落石したら

石につまずいたり道から外れることで落石が発生します。小さな石が転がっても引力と重量で弾丸のような威力になります。

もし落石が発生したら本人でも他人でも直ちに「落石!」と大声を挙げなければなりません。「らくせーーーき!」「らーーーく!」という言い回しもあります。

 

落石のスピードはあっという間です。大声をだすのを恥じらっていたり躊躇(ちゅうちょ)していると、取り返しのつかない事態になります。気をつけましょう。

山ルール:トイレ

駅や休憩所や山小屋のトイレを使うべきですが、山の中ではしょうがない場合があります。

そのときに備えて山に入るなら携帯トイレを持参するのがいいです。もし使用済みを持って帰るのが嫌な場合、スコップとトイレットペーパーを用意して、現地で埋めるのが現実的対応でしょう。

 

10cmの穴を掘るにはスコップが必要です。そしてトイレットペーパーは意外と自然に還りませんが、持って帰るのが最善、埋めるのは百歩譲ってアリです。

山での排泄により湧き水が汚染されることもあります。山のトイレを考えようプロジェクトへのリンクを貼っておきます。

山ルール:山に必要な装備

山に入るのに着の身着のままで水とジェルしか持たずにトレランをするのはありえません。

道に迷わないよう地図とコンパスを、熱中症にならないよう帽子と水を、行き倒れないよう行動食を、雨に降られないよう雨具を、応急手当にファーストエイドを、遭難したらエマージェンシーブランケットが必要になります。

 

万が一に備えない人は山に入る資格がありません。トレランの服装などの記事を書きましたので参考にして下さい。

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まとめ

同じ山を共有する登山者とのコミュニケーションが必要です。トレランはまだ発展途上だからこそ、振る舞いに気をつけたいですね。

あと山の玄関口の地元の街ともコミュニケーションが大切です。唯の通過点だったり、店があることすら気づかなかったりするかもしれません。

 

しかし、トレランのイメージアップのために店を利用するなどして、相互理解のきっかけを作る努力も必要です。

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