マラソンは冬がベストシーズンですが、トレランは緑豊かな春夏秋がベストシーズンになります。
この長い期間に300を越すトレランレースが開催されるといいますから、トレランの人気は本物ですね。
では、トレランレースに挑む初心者の方へ、レースの疑問と持ち物を解説していきます!
初心者がレースに参加してもいいものか?
未知数のトレランというだけで不安にかられてしまう人は多いと思います。でもレースの距離が短く設定されていれば気負うこと無く楽しめます。
まず、そのような初心者向けのコースはトレイルが整備されています。一人で山の中で練習するよりもレースのほうが安全だったりします。
そしてエイドステーションもありますし、他の選手がたくさんいるので道迷いも起こらないでしょう。沿道の声援を受けてモチベーションも上がるというものです。
ただ、初心者とはいえ全部人任せにはせず、どういうコースなのか、バッグには何を入れるべきかなどの準備は必要です。
ロードに自信のある自称初心者のトレラン練習は?
photo by Martin Criminale
毎日山に入るのは不可能なので、平日はロード主体で走って週末にトレイルを走ることになります。
ロードはキロ7分以上のスピードで10~15kmを週2~3回走ります。その時間を取れない場合は坂道ラン・階段ランで補完します。
無理なトレーニングで追い込むことはありません。坂道は歩幅を狭くして登り、階段は縁に足を置かず平らな場所を踏み、リズミカルにステップします。
週末のトレイルは走ることよりも自然を楽しむことから始めましょう。トレランではサブ4などのタイムはほぼ関係のない世界です。
それよりも歩くことで山の注意点に気づき、山に慣れていくのです。そうして徐々に走り出し山の経験を蓄積させていきましょう。
練習で自信喪失しました
初心者向けレースなら時間は余裕がありますので焦る必要はありません。疲れた時は歩いて体力を温存し、下りでダーッと風になりましょう。
特別なコースでない限りは本番前にそのコースを一度走って経験しておくと安心できます。何度走ってもいいですが、レースの直前は疲労が抜けきらないので注意しましょう。
レースの選び方は?
トレランの疲労度はロードの約2倍です。ハーフマラソンを完走出来るロードランナーなら、トレイルで15~20kmのレースに対応できます。
フルマラソンのサブ5なら20~30kmのレースを完走できます。しかしロード以上に時間がかかることは忘れないでください。
レースの難易度は走行距離だけでなく累積標高も重要です。累積標高とは登りだけを合計した値のことです。
大会のホームページなどのコースガイドに累積標高差が載っていますのでチェックしておきましょう。
関東からアクセスしやすい長野県のおすすめレースをピックアップしてみました。参考にして下さい!
レースの必須装備は?
土や葉っぱの上のランでは不意に滑ってしまうので、グリップ力に優れたトレランシューズが必須です。荷物を詰め込むバックパックがないと始まりません。急な悪天候に備えてレインウェアも必須です。
手の怪我は何かと不便なのでグローブでしっかり守りましょう。もし転倒してもグローブがあれば多分きっと大丈夫です。
レース中は時刻が分かる時計機能さえあればGPSや心拍計などは必要ありません。時計を何度も見てたら不整地のトレイルでは転んだり木の枝にぶつかったりします。
レースといえば補給食
マラソンとほとんど一緒です。一時間おきくらいで100kcal以上の補給食を摂りましょう。
やはりジェルなどの咀嚼(そしゃく)する必要のないものが良いです。息が乱れ疲れている時の咀嚼はしんどいものです。
そういうのが気にならない人は好きな物、食べたい物でかまいません。その方がモチベーションが上がりそうです。
ドリンクは最低でも1リットルは必要です。エイドステーションでドリンクの補充をしてくれることもあります。ゴミ箱は無いので必ず持ち帰りましょう。
500mlのボトルを2つ用意して片方は水、もう片方にはスポーツドリンクを入れます。水は手を洗ったり怪我を洗浄したりにも使えます。
レース当日のこと
会場にスタートの2時間前には到着していましょう。手荷物預かりやトイレにとても時間がかかります。ウォーミングアップで疲れないように、軽いストレッチにとどめましょう。
前のランナーを追い抜く場合は「抜かします」など一声かけるのがマナーです。相手を驚かせないように配慮しましょう。狭い道での追い越しは禁物です。
トレランレースの持ち物一覧
ランニングウェア上下、タイツ、ソックス、シューズ、グローブ。
(ストック、ヘッドライト、電池、笛、GPSスマホ、タオル、地図、コンパス、帰りの下着、財布)
まとめ
トレイルランニングのレースは入賞を目指さない場合は、レースの雰囲気を楽しんだり自然を身体全体で感じるいい機会になります。
安全に気をつけて力いっぱい楽しんで下さい。
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