荒井広宙(自衛隊)と小林快が世界陸上2017競歩でメダル銀銅!

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8月4日からロンドンで行われていた世界陸上2017で、荒井広宙(自衛隊)と小林快(ビックカメラ)が大会最終日にやり遂げました!

男子50km競歩で荒井広宙が銀メダル、小林快が銅メダルです!今大会は4×100mリレーの銅メダルしかなかった日本に、貴重なメダルをもたらしてくれました。

 

では、荒井広宙と小林快の世界陸上2017までをまとめてみましたので御覧ください!

荒井広宙と小林快の陸上世界選手権2017!

自衛隊のお家芸・競歩でリオ五輪銅メダリスト荒井広宙!

50km競歩の日本記録保持者・山崎勇喜は陸上自衛隊所属、北京世界陸上2015の銅メダリスト・谷井孝行も航空自衛隊所属です。

そしてリオオリンピック2016の銅メダリスト・荒井広宙(あらい ひろおき)は、やはり自衛隊所属です。

 

 

なぜか自衛隊が競歩に本気で取り組んでいるため、今や競歩は金メダルが狙える「ゴールドターゲット」種目に日本陸連から指定されています。

荒井広宙は今年4月16日に、世界陸上代表選考会を兼ねた日本選手権で3時間47分18秒のタイムで2度目の優勝を果たし、日本代表に選ばれました。

 

荒井広宙はインタビューで、世界陸上では入賞では納得してもらえない、と言っていました。

 

ビックカメラ・サングラス売り場代表実業団・小林快!

長距離から競歩に転向した小林快は5km・10km・20kmの種目で優勝など結果を残してきました。

それが世界陸上代表選考会を兼ねた全日本50km競歩高畠大会で初めて50kmに挑戦し、3時間42分8秒のタイムで初優勝、日本代表に選ばれました。

 

 

小林快はインタビューで、気負わずびびらずメダルを目指したい、と言っていました。

 

競歩のルールと起源!

オリンピック種目は男子20km&50km・女子20kmです。世界陸上でも同様です。

競歩は両方の足が常に地面に接している必要があります。そして前足が接地してから地面と垂直になるまで膝を伸ばしたままにします。

 

競歩の起源は確定されていませんが3つの説があります。1つはローマ時代の兵士の娯楽、2つ目は1750年頃の英国紳士の散歩、3つ目は王侯貴族の連絡用歩行者説などがあります。

 

荒井広宙と小林快の世界陸上2017、男子50km競歩!

ロンドン世界陸上2017の最終日に予選なしの決勝が行われました。

競歩50kmの荒井広宙は世界陸上に4大会連続出場・4回目の大会になります。小林快と丸尾知司は世界陸上に初出場です。

 

 

50kmのレースが始まると世界記録保持者のヨアン・ディニズ(仏・39歳!?)が最初から飛ばして独走態勢へ。

日本勢はこれを予想していたので自重し、第2集団として五輪銅メダリストの荒井広宙をリーダーにペースを握りました。

 

30kmを過ぎて荒井広宙がトップと3分18秒差の4位、小林快は3分19秒差の8位、丸尾知司が4分27秒差の10位でした。

 

荒井広宙が仕掛けたのは36km付近で、ペースを上げて集団から抜け出します。その動きについてきた小林快ですが息が荒く、荒井広宙が何度も声をかけながらサポートしました。

 

1位は異次元の強さを見せてヨアン・ディニズが3時間33分12秒、2位は荒井広宙の3時間41分17秒で銀メダル、3位は小林快の3時間41分19秒で銅メダル、5位に丸尾知司の3時間43分03秒で入賞。

 

 

銀メダルの荒井広宙はインタビューで、まだこれから日本の競歩は強くなる、と言っていました。

銅メダルの小林快はインタビューで、荒井選手が二人で行こうと言ってくれたから粘れた、と言っていました。

5位入賞の丸尾知司はインタビューで、たくさんの応援でなんとかゴールできた、と言っていました。

 

ジーニアス荒井広宙(あらい ひろおき)のプロフィール!

ジーニアス荒井広宙(あらい ひろおき)のプロフィール!
photo by Giovanna d’arco

1988年5月18日に生まれ、2017年8月現在で29歳になります。身長180cm、体重62kg、血液型謎です。出身は長野県です。

ジーニアス荒井広宙の出身中学・高校・大学・就職!

小布施中学校を卒業、中野実業高校に進学し陸上部に入部しました。

長距離で成果が出ない中で先輩から競歩への転向を勧められ、高校2年生から競歩を始めることになりました。

 

福井工業大学を卒業し北陸亀の井ホテルに所属している時に、世界陸上2011の50km競歩に出場しました。

 

ジーニアス荒井広宙の自衛隊と階級!

2013年から自衛隊体育学校に所属し、北京世界陸上2015の50km競歩で4位、リオオリンピック2016で銅メダルを獲得しました。

2017年4月時点で荒井広宙の階級は3等陸尉です。自衛隊体育学校のニュースに載っています。

 

リオ五輪2016で銅メダルを獲得したときも3等陸尉だったので、銅メダルを獲っても昇進はしないのですね。

 

ジーニアス荒井広宙の母親!

2015年11月、癌で入院中の母親(63歳)が危篤となり、その時合宿中だった荒井広宙は急遽病院に駆けつけました。

母親は荒井広宙に「頑張りなさい」と伝え、翌日に他界しました。

 

荒井広宙の兄はリオ五輪2016で母親の遺影を持って父親とともに応援しました。

 

ジーニアス小林快(こばやし かい)のプロフィール!

1993年2月28日に生まれ、2017年8月現在で24歳になります。身長164cm、体重53kg、血液型謎です。出身は秋田県です。両親と妹がいます。

ジーニアス小林快の出身中学・高校・大学・就職!

大館市立東中学校に進学し、1年生から陸上をはじめました。

秋田工業高校に進学してからは長距離と競歩を両方していました。3年次に全国高校駅伝に出場しました。またインターハイや国体の5km競歩で2位に入りました。

 

早稲田大学社会科学部へ進学し、3年目から競歩に専任することになりました。

2012年のインカレでは10km競歩で4位、2013年は5位でした。2014年は多くの大会で優勝し、全日本競歩高畠大会20kmでも優勝しました。

 

2015年4月にビックカメラに入社し、2016年の全日本競歩高畠大会50kmで初優勝し、世界陸上2017へ日本代表として出場しました。

 

まとめ

優勝したヨアン・ディニズが39歳ということに驚きを隠せません。3年後の東京五輪でもその最強ぶりを発揮してくれるのでしょうか。

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