最強フェデラーと傷だらけの錦織圭!ATPは休養を許さない!

ロジャー・フェデラーが35歳にしてグランドスラムの全豪オープンでフルセットを制して5度目の優勝。しかも故障明けにもかかわらずの優勝でした。

そして記憶に新しい7月のウィンブルドンでは全試合ストレート勝ちで8度目の優勝。まさに最強という言葉が相応しいスーパーテニスプレイヤーです。

しかし、その影ではビッグ4やトップ10の錦織圭たちは故障が続いて全力を出せずにいます。

なぜ休まないのか、その原因はテニス協会です。解説します!

スポンサーリンク

過酷なATPワールドツアー


ATPは男子プロテニス協会のことです。歴史はそんなに長くはなく、1972年に設立され、選手の権利と利益を守るための組織でした。

そうです、創設された当初は選手のための組織だったのですが、今の選手規約では試合への参加を強制し、その利益が誰の手に・・・はあえて書かないでおきます(保身)。

まずはATPワールドツアーにどんな大会があるのかをご説明します。

ATPワールドツアー

ATPワールドツアー

ATPワールドツアーは、グランドスラム、ワールドツアー・ファイナル、マスターズ、ATP500、ATP250、チャレンジャーツアー、フューチャーズツアーで構成されます。

グランドスラムはテニスを知らない人でも個別の大会の名前は聞いたことがあると思います。4大大会とも言われ、全豪・全仏・ウィンブルドン・全米オープンがあります。

7試合連続で勝利すれば優勝です。グランドスラムで優勝することは、オリンピックでメダルを取るよりも選手にとって価値があります。

ワールドツアー・ファイナルはランキング上位の8人だけが出場でき、名誉をかけて闘います。シングルスとダブルス部門があります。

マスターズは9大会あります。トップ30の選手に出場の義務があります。マスターズの日本における知名度はかなり低いと思いますが、それはこれまで日本人に上位の選手がいなかったからです。

トップ30に出場義務がありますので試合の内容は濃いものになり、マスターズの人気は世界的に高いものとなっています。

ATP500シリーズは13大会あります。500とは優勝時の獲得ランキングポイントのことです。トップ30には最低4大会への出場義務があります。

ATP250シリーズは38大会あります。上位シードは4試合で優勝になります。トップ10はあまり出場することはありません。

チャレンジャーツアーはランキング50位以下の選手が主に出場し、フューチャーズツアーはランキング200位以下の選手が出場します。

トップ30の呪縛

世界ランキングトップ30位に入っている選手は、次シーズンのATPツアーで予選が免除される特権があります。

その代わり、重大な故障がない限りはグランドスラム4大会とマスターズ8大会と500シリーズに4大会出場しなければなりません。

休養・移動・練習・プロモーションと毎日大忙しな中で大会に出場し、身体が故障するまで棄権することは出来ません。

このハードスケジュールがあるからトップの選手は故障に苦しんでいます。特に身体が強靭でない錦織圭は年中故障と付き合っている状況です。

スポンサーリンク

ベテラン選手には免責がっ!

ベテラン選手には免責がっ!

近ごろのフェデラーやナダルの快進撃は何なのか。それは彼らは休養を取っているからです。

ATPにはベテラン選手にだけ休養を認めています。その条件は、キャリアで600試合出場していること、プロ12年以上、年齢30歳以上という3つの条件です。

このうち1つの条件を満たす選手はマスターズ1000の出場義務が1大会減ります。3つとも条件を満たすと大会参加義務から解き放たれます。

休養して体調を整えた結果、フェデラーは今年全豪とウィンブルドンで優勝、ナダルは全仏オープンで優勝しました。

苦しい中堅

ただ休養が取れれば他の中堅の選手も優勝できるのかと言えば、そんなことはありません。自力で優勝できる実力が前提として必要です。

それに大会に出なければATPランキングポイントは貰えませんし、賞金も出ません。

またスポンサーとの契約で大会に出場しなければならない条件もあるでしょう。

休みたいのに休めない、それがトップ30を縛るATP規定です。馬車馬のようにトップ30は大会へ出場し、そして放映権料をATPが・・・。

錦織圭の再起動!シティ・オープン!

2017年7月7日のウィンブルドン3回戦で錦織圭はロベルト・バウティスタ(世界ランキング19位)に負けましたが、幸いにして怪我はしませんでした。

普段ならどこかしら怪我をしているのに今は身体は大丈夫です。ならなぜ負けたのか。それは調子が上がらなくてミスを連発して超イラだっているからですね。

錦織圭がグランドスラムに勝つ実力があると言われながらも達成できない理由の一つにメンタルの弱さがあります。

チャンコーチからも自分の力を信じろと言われていると思います。それが出来なければ優勝はありません。

2017年7月31日から始まる米国のシティ・オープンで錦織圭の闘いがまた始まります。クラスはATP500です。

メンタルを立て直せばきっと優勝できます。そして目指すは9月からの全米オープン!今年最後のグランドスラムです!

まとめ

選手の体調を第一に考えてATP規定を是正してほしいです。怪我をしていても大会に参加して案の定の途中棄権は見たくないです。

ATPという巨大権力に噛みつけるのはジーニアス・フェデラーくらいですし、どうか人気絶頂の今!ATPに分からせてやって下さい!

スポンサーリンク

フォローする