GPSは単独行の保険のようなものです。GPSによって自分の現在地がわかり、万一の道迷いにルートからどれだけズレているのかを教えてくれます。
近ごろは山道が複雑化してきているので道迷いする人が増えています。そんな状況だからこそGPSをお守りにして安全に登山を楽しみましょう。
では、登山用ハンディGPSの選び方を解説しましてから、おすすめのハンディGPSをご紹介します!
登山用ハンディGPSとスマートフォンどっち!?
Copyright Garmin Corporation ©1996-2017
GPSならスマホでよくない?というご意見、もっともなご意見です!論破されました。
スマホの機能の強化が速すぎてハンディGPSは立つ瀬がありません。デジカメのように一芸に秀でていればまだいいですが・・・。
それでもハンディGPSの良さをひねり出すなら、スマホが壊れたり紛失するとヤバイどころではないけれど、ハンディGPSならまぁいいかな?と使い倒せる点、はどうですか!?スマホはザックにしまっておきましょう!
あるいはGPSの正副というかんじでスマホが壊れても予備にハンディGPSがあれば安心です。その逆でも可です。
または複雑化するデジタル機器についていくのが面倒くさい、そんな貴方にGPS単一機能のハンディGPSです!
他には・・・、ハンディGPSは手のひらに収まるサイズだからポケットに収納しやすく、また取り出しやすいです。サイクリングでハンドルに固定することも容易です。
これはもう総合的に見てある意味ハンディGPSの圧勝かもしれませんね。
登山用ハンディGPSの選び方
GPSみちびき対応
日本がここ最近、日本製のGPSみちびきを打ち上げています。2018年までに4機打ち上げて稼働することになります。
GPSは他にアメリカ製(GPS)とロシア製(グロナス)を利用できますが、せっかくの日本製GPSがあることですし使わない手はありません。
ただ、みちびき4機体制になってからが高精度の本番なので、まだ当分はGPSのズレにイライラさせられることになります。
地図
Copyright Garmin Corporation ©1996-2017
各モデルにより異なりますが、日本詳細地形図2500/25000が最初から入っているモデルもあります。
これに満足できない方が2万円弱の日本登山地形図(TOPO10M Plus)を別途購入しています。
GPSによりカーナビのようにマップにルートと現在地を表示することが出来ます。
バッテリー
バッテリーは単3乾電池であることが多いです。ニッケル水素・リチウム電池が推奨されています。動作時間は10~25時間ほどです。
バッテリーは乾電池・充電池・スマホであるに関わらず、寒さに弱いです。
ただリチウムイオン電池の寒さに対する耐性はまだマシな方です。気温ゼロ度での使用はリチウム電池を推奨します。寒冷での保温対策は必ず必要です。
防水性とパソコン連携
日常生活防水IPX6か7です。せめて完全防水くらいして欲しいところですが、無いですね。IPX6である程度の耐水性、IPX7で少しの水没耐性があります。
ガーミンのハンディGPSを使っている場合、パソコンでGarminConnectにより山行のルートを仲間と共有できます。
登山用ハンディGPSのおすすめ!
【ガーミン】ハンディGPS eTrex Touch 35J
© 1996-2017, Amazon.com, Inc. or its affiliates
タッチスクリーンに対応したモデルです。一見タッチスクリーンで便利になった気もしますが、登山用グローブをはめると画面が小さいのもあり操作性が悪くなります。
そういう点においては古いボタン式の方が寒い時期には向いているのかもしれません。タッチ操作のロックの手順が少し面倒なところはマイナスです。
2.6インチカラーディスプレイは直射日光下でも見やすいです。みちびき衛星に対応。日本詳細地形図2500/25000を収録済みです。気圧高度計や3軸電子コンパス機能もあります。
使い方マニュアルの完成度が低いので操作を覚えるのは少し苦労するかもしれません。
参考価格64,900円。
【ムーブオン】ヤマナビ2.5
© 1996-2017, Amazon.com, Inc. or its affiliates
3インチカラーディスプレイでタッチスクリーンになっています。登山ルートの作成画面まで3タッチで開始されます。直感的な簡単操作が特徴です。
プリインストールの地図は東日本か西日本かのどちらか一方です。別売りの地図(1万円)を買うことで補完出来ます。みちびき衛星に対応しています。
バッテリーはリチウムポリマーで8~10時間ほど使えます。少し短いので予備バッテリーを持つか電源ON/OFFする必要があります。PCソフトのカシミールで軌跡表示が出来ます。
参考価格33,800円。
【ガーミン】OREGON 650TCJ2
© 1996-2017, Amazon.com, Inc. or its affiliates
カラーディスプレイはマルチタッチスクリーンです。強い日差しの下でも視認性が確保されています。みちびき衛星に対応しています。
地図は「山と高原地図」をベースに国土地理院地形図の等高線を組み合わせたTOPO10MPlus V3を収録しています。最新のマップより1つ古いバージョンです。約2万円相当の地図です。
スクリーンをカスタマイズすることで時計やコンパス、平均速度などいろんなデータを表示できます。ディスプレイは縦向き・横向きにも対応しています。
防水性能はIPX7です。8Mピクセルのオートフォーカスカメラ内蔵です。
参考価格67,800円。
まとめ
やはりハンディGPSには小ささと堅牢性が求められているのではないでしょうか。特には丈夫さが売りにはなっていませんが、むしろスマホに堅牢性があるのかが問題です。
スマホは大事ですからね。壊れたら一大事です。
コメント